ライブから1ヶ月以上経ってしまい、今更感は否めませんが一応感想を書いてみました。桑田さんが夜遊びでサザンの休止を宣言、そして完全版放送が目前となった今、色々な情報を得てしまい初見の衝撃とは違った、かなり脚色されたものになってしまったかもしれませんが、読んでいただけたら嬉しいです♪

au by KDDI presents
サザンオールスターズ「真夏の大感謝祭」30周年記念LIVE
supported by WOWOW
2008.8.16・23・24 at 日産スタジアム
ライブレポート
2年振りの、そしてメモリアルなサザンのライブということで4日間とも参加したい勢いだったけど、おかげさまで16・23・24日の3日間も参加することが出来た。あれだけ18時ちょうどに始まるとアナウンスされてたのに、時間通りに席に着いたのは23日だけ。(YOKOHAMA ROBINSの皆さん、カズさん、そしてコービーさん、ごめんなさい!)晴れたのはあんなに心配された初日だけで、後は全部雨という雨バンドの本領発揮。(週間予報は当てにならない。)最終日は日本で一番、合羽が売れた日ではないだろうか?
トイレや合羽や座席やと大忙しで、3日間とも驚くほど緊張する間もなくライブがスタートした感じ。日産スタジアムの巨大さを舐めていた。メンバーの皆さんも奇をてらうことなくシンプルに登場し、初日の桑田さんのヘアスタイルだけは奇をてらっていた(笑)。
M1. YOU
M2. ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)
M3. LOVE AFFAIR~秘密のデート
注目の1曲目は、原坊が奏でた最初の1音ですぐにそれと分かったM1。CM使用曲なので一般の知名度もあり演奏頻度も高い曲。だが、1曲目に予想していた人は少ないはずで、私もその1人だった。頭の花飾り以外は(笑)あまりにもさりげなく自然にスタートしたので、もちろん名曲ではあるが“祭”の1発目(掴み)には拍子抜けの感は、その時は否めなかった。でもライブを振り返ると、この曲のタイトルに“感謝”の意味が込められていた気がしてならない。後に桑田さんはラジオで、この曲の選曲理由を「テンポ」だと発言していた。最初の3曲は同じテンポで演りたかった、と。桑田さんなりの照れ隠しなのかも知れない。
原曲には無い最後の「YOU」から、弘さんのドラムがその同じテンポで刻まれM2へと繋がる。この繋がりもライブの醍醐味。今や定番となったサビでの指差しや、「Hey!!」と叫びながらの間奏での拳の突き上げは、会場の一体感を高めるのには必要不可欠。“皆同じそぶり”を憂いた曲で“皆同じそぶり”で盛り上がる矛盾も堪らない。
舞台が横浜ということで予想した人も多かったであろうM3。投票が4位ということで人気があるのだが、ライブ曲としては乗るのが難しい曲に思える。(フィル・スペクター独特なノリだから?あの“パン・パ・パン”という手拍子も原因かも。)それでも、サビの時スクリーンに“30年間ありがとう”というメッセージが流れると、歓声を上げつつ“こちらこそありがとう”と心の中で呟き胸を熱くしていた。
3曲が終わりMCへ。ライブ開始初の桑田さんの発言を、ひと言も聞き逃すまいと全神経を聴覚に集中させて聞いていた。桑田さんがしきりに「いつも通りのサザンです!」と強調する。それこそ、このライブが特別な証拠。「目蓋の裏に焼き付けてください!」なんてとても切ない台詞をさらりと言われてしまうと、どうしようもなかった。言いたいことが山のようにある私達を残して、サザンは次へと動き出した。
M4. メドレー
m1. 女呼んでブギ
~m2. いとしのフィート
~m3. お願いD.J.
~m4. 奥歯を食いしばれ
~m5. ラチエン通りのシスター
ここから1時間近いメドレーがスタート。バニーツアーでもメドレーは披露されたので予想の片隅にはあったのだが、少し残念だった。私はメドレーが嫌いだ。何故なら、曲の放つ魅力が半減(それ以下かも)してしまうからだ。1曲の中で歌詞が少しでもカットされてても嫌なのに、ぶつ切り状態にされてしまった曲達を“可哀想”とも思ってしまう。しかも今回はメドレーと言うより短くした曲を波のSEで繋いでる感覚。色々な事情でそうせざるを得なかったのだろうけど…。
それでも、古くからのファンにも出来るだけ沢山の曲を聴いてもらいたいという、桑田さんの意図は痛いほど伝わってくる。感謝の気持ちを質以上に量で表したいというところが、桑田さんの優しさであり弱さだと思った。演りたいものをさておきファンがどうすれば喜ぶかを必死に考えている姿を想像すると、メドレーは残念だけど納得せざるを得ないのである。
“青山通りから鎌倉まで”と名付けられたメドレー(初日のMCではこのタイトルだけでなく、確かメドレーということすら言い忘れていたような・笑)は、その名の通りアルバム「熱い胸さわぎ」から「kamakura」までの数曲を時系列的に並べたメドレー。興味深いのは、桑田さんが「kamakura」までとそれ以降に分けていること。やはりサザンというバンドの30年を客観的に見た時に、桑田さんもそこがターニング・ポイントだと感じていたのだろう。その良し悪しは別にして、同じような考え方だったのが嬉しかった。
メドレー1曲目を飾ったのは、男の欲望むき出しのm1。サザンの原点と言っても過言では無いだろう。7万人を超える観客の前で、この曲を歌う気持ちは「いい気持ち~」なんだろうなぁ(笑)。欲を言えば「もう一丁!」は原坊だけで。続くm2は年越し限定だと思っていただけに、「これ演っちゃうんだ」的に驚いた。この曲でこの後に来る選曲の期待感が高まったのも事実。m3はアルバム曲としては数多く披露されていて、桑田さんもお気に入りの曲なのだろう。年越しライブ「牛」で久々に披露されて以来、結構選曲されているm4はやはりかっこいい。m5での桑田さんとまこっちゃんのツインギターは、やはりター坊の残像があるのが正直なところで、そういった意味でも胸を切なくさせた。
~m6. TO YOU
~m7. C調言葉に御用心
~m8. 働けロック・バンド(Workin' for T.V.)
~m9. 松田の子守唄
「タイニイ・バブルス」からは4曲も選曲。m6は私が今回のライブで生で初めて聴いた曲。正直「真夏の大感謝祭」と銘打たれた時から、初めて聴く曲など無いだろうと思っていただけに喜びも大きかった。近年には無いハッピーさも大好き。最後に「FROM ME TO YOU」とビートルズを入れるところもお洒落。m7はサザンにとってエポック・メーキング的な曲。そしてまさかまさかのm8!初めて聴くのはもちろん、当時の苦悩と現在のサザンの状況のダブル・ミーニング的に捉えられる歌詞に、涙してしまった。アンコールのラストでもいいぐらいだが、桑田さんにとっては重過ぎる曲なのかもしれない。m9は弘さんのハイトーンボイスが映える名曲。高くて辛そうなサビを懸命に歌う姿に感動した。
~m10. Hello My Love
~m11. 朝方ムーンライト
~m12. 思い出のスター・ダスト
~m13. 夏をあきらめて
~m14. Oh! クラウディア
これまた初聴きのm10。というより27年前ものツアー「そちらにおうかがいしてもよろしいですか」以来の披露なので、聴いたことが無い人も多かったのではないだろうか。メドレーだからこその選曲かもしれないが、改めて名曲だと思った。余談だがスクリーンの字幕が「Lay Lady Lay」の部分が「Lady Lady Lady」になっていた。もう、スタッフゥ~!!(笑)ああいう仕事は是非ファンにやらせてもらいたいところだ。m11も大好きな曲。初日にはこの曲と同時に月が現れるという奇跡も起きた。月と雷光が同居する上空は何とも神秘的だった。「だって何もかもいいじゃん Babe」の歌い方が何度聴いても痺れるm12。だから、「二人立たずむスタジアム」なのである。今回の天候を暗示していたかのようなm13、エバーグリーンなm14と続く。m14の終わり方は何とも残念で、メドレーでは納まらないほど大きい曲だと思った。
~m15. 東京シャッフル
~m16. そんなヒロシに騙されて
~m17. あっという間の夢のTONIGHT
~m18. メリケン情緒は涙のカラー
驚きの選曲はここでもあった。ある意味“封印”していた感のあるm15。もちろん聴くのは初めてで、こんなに楽しいのに今まで演らなかったのが信じられない。桑田さんの中では何か思うところがあったのだろう。m16はお馴染み原坊ボーカル曲。この曲を聴いてムクちゃんの歌声も聴きたかったなぁ、と心が残った。あと、一度でいいから間奏の親衛隊のコールをやって欲しかった(笑)。m17は前回聴いたのが17年前の「音楽祭」。(「SAS事件簿 in 歌舞伎町」でも披露されてるが参加出来なかった。)そして横浜と言えばm18も忘れられない。流れ的にはやや難があるが、次の曲への橋渡しとしては必要な曲だったのかもしれない。
~m19. 顔
~m20. Bye Bye My Love(U are the one)
~m21. メロディ(Melody)
ケチャのSEが一瞬「ホタル・カリフォルニア」での『シュラバ★ラ★バンバ』かと思ったm19。こういうアレンジをしてくれること自体、サザンがこの曲に力を入れてくれてるような気がして、大好きな私としては本当に嬉しかった。m20はみん好きツアーとほぼ同アレンジ。思わず弘さんの鼓笛隊のようなドラムに行進してしまいたくなる。そしてメドレーのラストを飾ったのはm21。シンセドラムが印象的な原曲とは違い、心にスッと沁み込むような静かなアレンジ。海の日ライブの時に変えられていた「And my heart went boom,」も「zoom」に戻されていてしっくりしていた。この曲にも何度も励まされたっけ。やはり名曲だ。
メモリアルライブのためか、時間の制約のためかは分からないが、とてもシンプルにメンバー紹介を済ませたのが印象的だった。いつもなら寒いギャグのひとネタでも入るところだが(笑)、そういう面でもやはり特別なライブなのだと思った。時間いっぱい曲を届けたい、というメンバーからのメッセージだったのかもしれない。
M5. 愛の言霊~Spiritual Message
M6. シュラバ★ラ★バンバ SHULABA-LA-BAMBA
M7. 爆笑アイランド
“由比ガ浜からキラーストリートまで”と括られたコーナー。(桑田さんはメドレーのような言い方をしていたが、ほぼフルコーラスなのでメドレー表記はしていない。)
由比ガ浜とくればM5だ。能面のCGと炎の演出が効果的で、“真夏”に聴きたかった私はとても嬉しかった。(いつもカットされてる「THE MESSAGE FROM T.C.~」の部分とラップ部分は聴きたかったなぁ。)
そして曲順が時系列ではないことが分かったM6。間奏ではシックの『おしゃれフリーク』をミックスしダンス度をUPしていた。(そういえば久々に披露された夢人島でも違う曲を混ぜてたっけ。)
M7をここに持ってきた勇気に拍手!演説部分も“拉致問題”“景気対策”“CO2削減”と現在の問題にアレンジされていた。拳を振り上げるタイミングは曲を知らないと難しいだろう。
M8. ごめんよ僕が馬鹿だった
M9. ロックンロール・スーパーマン ~Rock'n Roll Superman~
アルバム「キラーストリート」からは、もはや対と呼んでも過言ではないこの2曲。
M8はイントロ時にフロントメンバーと振りを合わせるのが何回やっても楽しい!(コーラスの渕上さんのギターは音が出てるの?笑)タテ乗りのサビも爽快で、間奏で桑田さんがサックスに合わせて「Fu Fu Fu~」って歌うところも好き。(分かるかな?)
“サザンで今、一番好き”と桑田さんが夜遊びで言ってて嬉しかったM9。曲と同時に一斉に放たれる無数の風船は何度見ても幻想的。(初日は確かM17で風船だったような…。)この優しさはいったいどこから来るのか、と思ってしまうほど勇気付けられる曲。一緒にスーパーマンの格好をして思わず笑顔になってしまう。いつか、飛べるかな…。
M10. 涙のキッス
M11. チャコの海岸物語
M12. せつない胸に風が吹いてた ※16日のみ
M13. 夕陽に別れを告げて
ここでライブ前から存在が噂されていたサブステージにカートで移動。初日はBGMが祭囃子だけだったがいつの間にかエレクトリカルパレードが追加され(笑)、音楽とは真逆の「や ら せ ろ」のメッセージボード(この言葉も初日は無かったと思う。)を掲げながら移動中もファンサービスに余念の無い桑田さん。最終日は化粧崩れがないように傘を差す原坊も女性的で印象深かった。広い会場でのサブステージや花道は、後方の席にとって本当にありがたいなぁと思った。また拗ねるところだった(笑)。
お花畑なサブステージでの1曲目はM10。悲しい歌でもさらっと出来るところはアコースティック編成の良さなのかも知れない。
そして初日では真面目に歌って驚いたM11。今までこんなことあったか、と思ったら「綺麗な女を見つけたのさ~ そうでもない人もいるものさ~」というオチが(笑)。そう考えると真面目に歌ったのは前振りだったのか?いや、桑田さんがそんな器用なことを出来るはずがない(笑)。
M12は初日だけ披露。もしかしたら時間の都合上カットされてしまったのかもしれない。
サブステージラストはブルースハープが印象的なM13。ハープの入ってる曲は、極力桑田さんに吹いて欲しいといつも思っている。包国さんや山本さんがダメと言ってるのではなくて、音色の“味”はやはり真似出来ないものだから。そういう面でも今回この曲で桑田さんが吹いてくれて嬉しかった。
メンバーは再びカートに乗り移動。その間、スクリーンでは公式サイトで行われていた選曲リクエストの投票結果をザ・ベストテンのように発表。会場はその順位に一喜一憂し、移動中のメンバーはそっちのけだった(笑)。特筆すべきは18位に入った『JAPANEGGAE』。大好きな曲だけどこんな上位って(笑)。ひとりでいっぱい投票した人がいたんだろうなぁ。
M14. いとしのエリー
M15. 真夏の果実
M16. TSUNAMI
M17. I AM YOUR SINGER
ランキング上位の、サザンを代表するバラッドが3曲続く。いかに時代を超えて愛されているかが再認識され、“過去の多くの曲はもう自分のものでは無いような感覚”と言う桑田さんの意味も分かる気がする。
29年前に発売されたM14。イントロのコーラスを聴くと“甘酸っぱい体”にすぐなってしまう。メンバーの皆さんも演奏しながら様々な思いが駆け巡ったに違いない。そして桑田さんの声が一層映える曲でもある。最後のブレイクで毎回観客の期待に応える桑田さんは、見事としか言いようが無い。投票ランキング3位。
映画のイメージからか、風車の映像が印象的なM15。ギターを置いてスタンドマイクで歌う桑田さんの姿もいい。「今夜も冷たい雨が降る」と、まるで最終日の天候を占っていたかのようなフレーズが、シチュエーションとリンクする。そして観客それぞれの胸に刻まれたことだろう。その様子を歌いながらクールに見ていたと、後日のインタビューで桑田さんが語っている。投票ランキング1位。
スタンドからハンドマイクに持ち替えて歌われたM16。その方がキーの高いこの曲は歌い易いのかもしれない。体を前後左右に揺らしながら振り絞って歌う桑田さんに感動する。そしてこの曲にも「思い出はいつの日も…雨」というフレーズが。夜遊びでも雨が好きだと言っていた桑田さん。バラッドの“季語”には雨があるのだろう。投票ランキング6位。
電車が見慣れた茅ヶ崎駅のホームに着く映像が映し出される。一瞬『茅ヶ崎に背を向けて』が頭を過ぎったが、サザンCのモニュメントでようやくM17と気付く。(遅い!)イントロで千手観音から“サザザイル”をするメンバーの最後尾には、何とケガちゃんが!!今回も“応援団長”とされていて会えないと思っていただけに、とても嬉しかった。しかもまさかのカラオケやメンバーのダンス。泣き笑い、とは本当にこのことだ。サビを一緒に踊りながら、楽しく寂しい思いをしていた。画面には「We will be seeing you again soon!」の文字が。そんなこと、言われなくても分かっている。そして、信じている…。
M18. 希望の轍
M19. OH!! SUMMER QUEEN ~夏の女王様~
M20. エロティカ・セブン EROTICA SEVEN
後半の畳み掛け最初に選ばれたのは、ランキング2位のM18。最早原坊が弾くイントロの旋律には何も感じなくなってしまったが(笑)、今回この曲を演るのは仕方ないと思った。(名曲だけど、そういう風に思うようにさせたサザンにも責任はあると思う。笑)
次は熱帯夜の中で聴きたかったM19。原曲のクールさはどこへやら、やはりライブだとお祭り騒ぎへと転じさせる。「1, 2, 3, 4,」ではしっかりと指で呼応。欲を言えば資生堂のCM映像を流して欲しかった。(特に広末。笑)
「Let's go sexy」さを引き継いで、M20へ。ポールダンスをするけっこう仮面に弄ばれて嬉しそうな桑田さん。(羨ましい。)ミュージックステーションSPでも披露していたのでもちろん演るとは思っていたが、何かと曰く付きなこの曲、親心のように心配しながら聴く自分もいた(笑)。セブンに準えて画面には「七人の侍」風のモノクロ映像が。こういう映像も打ち合わせなどで決められていると思うと微笑ましい。
M21. HOTEL PACIFIC
M22. ボディ・スペシャルⅡ(BODY SPECIAL)
M23. マンピーのG★SPOT
M21の振りは、私にとっては難易度が高い(笑)。M17ぐらいか、良くて『DIRTY OLD MAN』が限度。なので結構適当に踊っちゃう。(難しいから会場の一体感が少なくなっちゃうかも。)そして男のモーレツダンサーをあまり画面で抜かないで欲しい(笑)。
またろうさんの銅鑼と共に炸裂するまこっちゃんのギターソロ。そこからランキング5位と大健闘したM22へ。間奏明けの前後へのステップも健在で、一緒に楽しく踊った。「踊ろよBody Special, Oh, Yeah!」と長い掛け合いの後に言った桑田さんの台詞は、どうやらデビッド・ボウイ『Suffragette City』の「Ohhh, Wham Bam Thank You Ma'am!」という部分。スクリーンには字幕が出てたけど、洋楽に疎いのと一瞬なので分からなかった。
桑田さんが本編ラストに選んだのはM23だった。どうやらヅラは2種類あったようで、初日はダンサーと同じレーザーレーサー風の水着をジュニアに着せたもの、そして23・24日はピーマンを逆さにした至ってシンプルなものだった。野郎の私はヅラよりも、大股開きしている美女のアニメーションやダンサーの水着食い込み直しに目が釘付けだった(笑)。最後に『君が代』の1フレーズで締め、サザンの“オチンピック”はひとまず閉幕した。
アンコール中は誰かが頑張っているのだろう、ウェーブが縦横無尽に沸き起こる。そんな中、最終日にはメンバーに“サプライズメッセージ”を送ろうと、無音で画面に流れ始めた。これは開演に間に合わなかった私にとってもサプライズ(笑)。スタンド席がボードで人文字を作り、メンバーの最後に入ってきた桑田さんきっかけで会場全体で「30周年おめでとう!」とお祝いメッセージを叫んだ。「えーっ?何つったー?」と桑田さんは聞き取れなかったようだが(笑)、“WE ARE SAS FAMILY!”という人文字を見て「みんなありがとーっ!!」と満面の笑みを浮かべる桑田さん。メンバーの皆さんに少しでも感謝の言葉を伝えることが出来て、嬉しさと感動で鳥肌が立っていた。興奮の中、片山さんがキーボードを弾き始め、それに合わせて桑田さんが口ずさみ始めた…。
あの日から 何度目の 夏が来ただろう
出逢ったり 別れたり 繰り返し
美しい 思い出も 大切だけど
人生は これからを 夢見ることさ
E1. 夕方Hold On Me
E2. みんなのうた
E3. 勝手にシンドバッド
E4. Ya Ya(あの時代を忘れない)
このoverture(序曲)が、今回の休止理由の全てではないだろうか。過去の作品に囚われず“これからを夢見ること”を選んだサザン。もちろんこれはライブが終わってからずっと後に思ったことで、初日は“何の曲だろう?”とワクワクしながら聴いていたと思う。そして今回のブラス編成はこの曲を演るためだったと言っても過言では無いE1へ続いた。こんなにアンコールが似合う曲もなかなか無い。最後のところは歌って終わって欲しかった。
間髪入れずにライブ定番曲E2へ。恒例の水撒きは紙コップではなくホースで。(土砂降りの最終日ではあまり意味が無かったが。)この曲の興味はどうしても手の振りへ行ってしまう。やっぱり何度も言うが、サビからの方が気持ちがいい(笑)。M20もそうだったが最後の方が少しカットされていた。昨年のソロツアーから少し目立っている。
再びケガちゃんが登場し、サンバホイッスルを吹くのはもちろんE3だからだ。30年前のデビュー曲を、ライブのこの位置で出来るのは本当に凄い。色褪せるどころか輝きを増してるように感じるこのパワーは何なのか。日本人の持っているささやかなラテン系を、最大限に引き出してくれる曲なのかもしれない。桑田さんとの掛け合いは長ければ長いほど嬉しいし、言葉が変化すればするほど楽しい。許す限りやっていたかった。
これだけ掻き乱しておいて最後は綺麗なバラッドで終わる、これがサザンのズルさであり“いつも通り”なのだ。どういうメッセージがこのE4には込められていたのだろう?ステージ上方に映し出された5人のメンバーを見ながら、感慨深く聴いていた。メンバーも含めて会場全員が、それぞれの“美しすぎるほど忘られぬ日々”を思い描きながら有終の美を飾った。
サポートメンバーを労った後、サザンのメンバーが残りムクちゃん・原坊・弘さん・ケガちゃん・桑田さんの順に一人ずつ挨拶してくれた。特に途中涙ぐむ原坊を見てもらい泣きしてしまった。今までに無いその姿に、言葉を超えた感謝の気持ちが伝わってきた。“新しい自信作が出来るまで”、“懐かしい曲ももっと楽しく演れる時が来るまで”と、本音を語ってくれた桑田さんの言葉を信じて、いつまでも待っていることを心に誓った。そしてメンバーの姿が消えた後も、しばらく立ち尽くしていた…。
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サザンの皆さん、30周年本当におめでとうございます!そして長時間のライブ、お疲れ様でした。もう言葉は要らないですね。メンバーの気持ちも私達の気持ちも充分伝わってると思いたいです。これから(ネクスト)の音楽人生、暴れまくっちゃってください!!やりたいようにやってくれることが、ファンの喜びでもありますから。お体には気をつけて(特にケガちゃん!)、また逢える日を楽しみにしています♪
サザンオールスターズ、本当にありがとうございました!!!!!