某批評本に対抗して作りました(笑)。ファンのみなさんにサザン関連の楽曲についてレビュー(批評)していただき、全曲制覇を目指すコーナーです!レビュー対象は音源化されたサザン・ソロ名義の全楽曲です。これを見て聴いてみたくなるような、愛のあるレビューお待ちしています♪ディスコグラフィーとしても使ってくださいね〜(^_^)v
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まだ10代だった頃、ビートルズの『レディ・マドンナ』を聴いてその才能に酷く打たれた。
作曲者のポールはおそらく26歳ぐらいだったと思うがどうだろう。
下って83年11月に発売されたこの曲、逆算してみると桑田もまた26歳。
だからと言うわけではないが、この曲を作曲中『レディ・マドンナ』のことが桑田の脳裏にあったかなかったか?
まあ、それはともかく元来、日本人はあまりこの手の曲を作らない。
事実、83年以来少なくとも日本の歌謡界ではこのデキシー・ランド風なスイングを聴かない。
もちろんジャズを模倣したものとは分かっているがそれにしても良く出来ている。傑作だ。
PVは二部構成で前半はベニー・グッドマン風の30年代だが後半のラフな出で立ちからはどうしてもこの傑作が、まだどこか垢抜けない6人の若造(いや、失礼)から生み出されたとは思えないほどだ。
桑田の作曲方法を想像するに、まず沢山の玉手箱が用意される。
夥しい抽斗の中には無数のパーツが雑然と仕舞われており、それらの殆どが大学時代までに集めたもので種類もアポロ11号の高級部品から鉛筆削りの安物まで何でもある。
外国製ばかりかと思うと然(さ)に非ず。
日本の戦中戦後の古めかしい物まで収納されている。
「さあ今回はどうしようか」と抽斗を開けにかかる。
「ご飯ですよ〜」と原坊が呼びに来る頃にはもう既に子供部屋だ。
「いま行く」と断りつつ桑田の思考は冴える。
炊飯器は炊飯器、冷蔵庫は冷蔵庫どうしの組み合わせなどというそんな野暮はしない。
思い切ってベンツの車体の上に大八車を載せてしまう。
麦藁帽子に糸電話を付けたらどうか?
ライオンのたてがみでカツラを鶏の鶏冠でモヒカンをと余念がない。
そんなこんなである時突然閃く。
「ベニー・グッドマンと野良仕事」これだ!
「ジャズと助平おやじ」ピッタリだ!
このぐらいの柔軟性と信念があってこその曲かと。