某批評本に対抗して作りました(笑)。ファンのみなさんにサザン関連の楽曲についてレビュー(批評)していただき、全曲制覇を目指すコーナーです!レビュー対象は音源化されたサザン・ソロ名義の全楽曲です。これを見て聴いてみたくなるような、愛のあるレビューお待ちしています♪ディスコグラフィーとしても使ってくださいね〜(^_^)v
![]() |
歌手名 | サザンオールスターズ |
---|---|
発売日 | 1996.7.20 |
作詞 | 桑田佳祐 |
作曲 | 桑田佳祐 |
編曲 | サザンオールスターズ |
収録Al | Young Love |
メンバー | 桑田佳祐(Vocal, Guitars)/大森隆志(Guitars)/関口和之(Bass)/松田弘(Drums)/原由子(Keyboards)/野沢秀行(Percussion)/角谷仁宣(Computer Operation) |
解説 | 歌詞はこちら(公式サイト) |
♪●◇♯♀たくさんのレビューお待ちしています♂◎◆△★♭
あまりフォーク好きとも思えぬ桑田がボブ・ディランの影響をどの程度受けているのか実のところ私にはよく判らない。
しかし好きではないと言いつつメッセージ性の強いフォークを作曲し歌ってもいる。
中山康樹氏によればこの曲は「全体の色合いはディランとザ・バンドの共演」を思わせるということになるのだが、そう言われて私にも思い当たる節がある。
ディランがフォーク・ギターをエレキに持ち替えたのが何時の頃か知らぬが76年のディランの作に『欲望』というアルバムがある。
1曲目の『ハリケーン』という曲は8分32秒もある曲でストーリー仕立ての長いものだが、66年に殺人犯にでっちあげられた元プロボクサーのルービン・ハリケーン・カーターが獄中で執筆し74年に出版した自伝を読んだディランが不正な裁判を行った社会に抗議するために作った曲で話題を呼んだ。
バックにヴァイオリンや女性コーラスなど入れて軽快な仕上げになっているが詩が実に長い。
汚れたキッチンのサビの部分などは確かにこの曲を意識しての作品とも思える。
それにしてもメッセージ性やフォーク・ロックならお手の物だというグルーヴ感で突っ走るこの曲を聴くとき私はCDではなく『ロック・フェス、サマー2005』で観てしまう。
何やら地平線の向こうまで群集で埋め尽くされた野外で歌う桑田の勇姿は見ていて惚れぼれする。
特に右手を観衆に向かって大きく差し出し「”体制はナンセンス”なんて誰が叫んだ?」と歌うあたりは圧巻だ。
バンド感が押し出て見応えがある!