某批評本に対抗して作りました(笑)。ファンのみなさんにサザン関連の楽曲についてレビュー(批評)していただき、全曲制覇を目指すコーナーです!レビュー対象は音源化されたサザン・ソロ名義の全楽曲です。これを見て聴いてみたくなるような、愛のあるレビューお待ちしています♪ディスコグラフィーとしても使ってくださいね〜(^_^)v
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歌手名 | サザンオールスターズ |
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発売日 | 2006.8.9 |
作詞 | 桑田佳祐 |
作曲 | 桑田佳祐 |
編曲 | サザンオールスターズ/弦編曲:原由子 |
収録Sg | DIRTY OLD MAN 〜さらば夏よ〜 |
メンバー | 斎藤誠(Electric & Acoustic Guitars)/三沢またろう(Percussion)/金原千恵子ストリングス(Strings)/角谷仁宣(Computer Programming) |
提供 | フジテレビイベント「お台場冒険王2006」テーマソング |
解説 | サザン52ndシングル 歌詞はこちら(公式サイト) |
♪●◇♯♀たくさんのレビューお待ちしています♂◎◆△★♭
そもそも批評というものは自分の信じるところの見識に従って自由に論説を展開すれば良いわけで他人からの論難を一々気にしていては怖くて何も書けない。
しかしその対象とされる作り手の側からしてみれば批判の矢面に立たされ舌鋒鋭い口調で攻撃されれば誰しも心中穏やかざるものありとして心労に悩む人もいるやもしれぬ。
だが作品を提示する以上それもまた已む無しで実に悩ましい限り。
中山康樹氏の『クワタを聴け!』という本は今までには無かった全曲制覇を謳っているだけあって読み応え充分だが願わくばあと5人ほどが同じ趣旨のもと全曲制覇本を書いてもらって読み比べてみたいものだ。
常に全曲制覇を目指す氏の作品にあって邦人最初のアーティストが桑田であったことは嬉しい限りで居並ぶ名馬の中にあって頭一つ分抜け出た感を覚えるが全編褒めそやしてばかりいるわけでは無論なく当の桑田が読んだら意気消沈間違いなしの名文も随所に散りばめられている。
特にこの曲の批評には焦燥感と共に「未だ援軍来たらず」の絶望感を覚えた。
私の知る限り桑田がこの本を読んだという弁を聞いたことはないが何処(いずこ)からも擁護論の噴出はなく、このまま討ち死にするのを座して待つような気分だ。
致し方ない、微力ながら一騎当千の覚悟で竹光で一矢報いる。
まず、何故アルバム『キラーストリート』でサザンは終止符を打たなければいけないのだろうか?
セルフ・コピー&ペーストなどという難しい言葉を使っているが要は「やるべきことは全てやった。有終の美も飾った。最近の曲想も形骸化したパクリ的要素の強いものばかりで嘗てのような斬新性もJ・ポップ界を凌駕して行く力も既に無くなっている。
ナツメロ演奏バンドなどと呼ばれる前に潔く解散したほうが名声を保持したまま殿堂入り出来たものを。
嗚呼・・・残念遣る方ない」と私の直訳ではこうなる。
「もう一切、金輪際」新曲は出してくれるなと言うわけだが我々ファンはどうなるのだろうか?
この論法では「ロック・ミュージシャンにはそれぞれ役目というものがあり役目を果たしたら後は退場してもらはねば困る」とでも言いたげで「お前達はもう充分役目を果たした。ビートルズやレッド・ツェッペリン、イーグルスを見ろ、何時までも嘗ての栄光にしがみ付くな」とも聞こえる。
さすればロックやソング・ライター界では定年退職制を設けたほうが良いかもしれぬ。
または才能枯渇退職制なるものを導入してファン倶楽部があろうがなかろうが構わず廃業してもらう。
しかしどうだろうか。もしビートルズの4人が今でも全員健在で今年ニュー・アルバムをリリースなどというニュースが飛び込んで来たら?
私が言いたいのはロック・ミュージシャンをスポーツ選手と同じように考えるのは間違えではないだろうかということだ。
少なくとも桑田の場合、新曲発売ともなれば必ずオリコン上位には食い込んで来ることだし多少その曲が好みに合わないからといって永久追放的な発言は余りと言えばあまり。
仮に解散したとしてもすぐさま再結成待望論が出てくるのは必至で、ここは桑田が言うように「命ある限り」好きな音楽を続けさせてあげたい。
これが偽らざる1ファンの願いです。
確かにこの曲は「いつものクワタでサザンなあの夏のサウンド」ですがM・ステでの皆の楽しそうな顔を見たでしょうか?
それを届けるのもサザンな役目です。